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成長ホルモンを多く出す方法

  

 

成長ホルモンを増やそう

 

身長を伸ばす=骨を伸ばすためには、成長ホルモンは欠かせないものです。

 

成長ホルモンをちゃんと分泌させるには何が必要なのかを紹介します。

 

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成長ホルモンはどんなもの?

 

成長ホルモンとは、脳下垂体から分泌されるホルモンです。

 

原料はタンパク質で、191個のアミノ酸残基から構成されます。

 

分子構造が明らかになっていますので、人工的に作りだすこともできます。

 

成長期の骨の両端の骨端線(正式には、骨端軟骨版)の成長を促し、骨を長くする働きがあります。

 

成長ホルモンという名前ですが、その役割は動物を成長させるだけでなく、皮膚を再生したり筋肉量をキープしたり、疲労を回復させたりと多岐にわたります。

 

成長期が終わった成人にも出続けます。

 

成長ホルモンの働き

 

  • 筋肉へ送り込むアミノ酸量を増加させ、強い筋肉を保ちます。
  • 中性脂肪を分解する、体脂肪を減少させるなど肥満を防ぎます。
  • カルシウムやリン、マグネシウムの利用効率を上げることによって骨形成に影響を与えます。

 

成長ホルモンが不足すると、子どもは低身長症に、大人は疲れやすくなったり機能不全気味になったりします。

 

ですが、多すぎると子どもは巨人症に、成長期が終わった後に急に多く分泌されるようになると先端巨大症になったりという弊害もありますので、低身長症のなかでも必要と思われる症状にしか成長ホルモンの投与は行われません。

 

多すぎもせず、少なすぎもせず、ちょうどよく…というバランスのためには、生活の中からできる方法を試すのがおすすめです。

 

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方法@「質の良い」睡眠をとる

 

  • 決まった時間に起き、決まった時間に寝る
  • 短時間睡眠はさせない(お子さんの場合)
  • ぐっすりと寝られる環境を作る

 

成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。寝る時間、生活リズムに影響を受けることはありません。

 

少し前までは「成長のゴールデンタイム」と言われるものがあり、夜22時から2時の間だとされていました。

 

今は、ゴールデンタイムというものは存在せず、熟睡中に出るということがわかっています。

 

一般的なゴールデンタイムというものはありませんが、「その子にとってのゴールデンタイム」というものは存在します。

 

毎日一定のリズムで生活し、食事をし、睡眠をとると成長ホルモンは正常に分泌されやすくなります。

 

眠りにつくと、約2時間後に成長ホルモンは分泌されるといわれています。深い眠りであればあるほど、活発に分泌されることもわかっています。

 

今日は20時に寝る、でも昨日は23時に寝た、そしておとといは眠れなくて朝までずっとうとうとしている状態…という睡眠時間のずれは疲労を生み、十分な成長ホルモンは分泌されなくなります。

 

睡眠の質が悪い、睡眠時間が短い、生活リズムが毎日のようにずれるなどの習慣が成長ホルモンの分泌に悪影響を与えます。

 

今日から帰られることですので、きちんとした生活リズムをお子さんに守らせるようにしてください。

 

方法A有酸素運動をする

 

縄跳び、散歩、鬼ごっこなどの外遊びを定期的に行う

 

運動をしていないお子さんは成長ホルモンが出にくくなることがあります。

 

あまり動かないお子さんの体には、一酸化窒素が生まれにくいからです。

 

有酸素運動を行うと、体の中で一酸化窒素が産出されます。一酸化窒素には、成長ホルモンの分泌をすすめる働きがあるのです。

 

一酸化窒素には、血管を広げて血流を良くし、体の細胞の隅々まで酸素と栄養を届けるようにする働きもあります。

 

「だけど、運動すると疲れちゃうんだ」というお子さんはいらっしゃいませんか?

 

実は、激しすぎない軽い運動ならかえって疲労を回復させる働きがあることがわかっています。

 

軽くて、定期的な運動は一酸化窒素の量を増やし、血管を広げて体の隅々まで酸素と栄養分をいきわたらせ、成長ホルモンの分泌を高めて疲労を回復させる働きがあるからです。

 

運動すると疲れちゃう、というお子さんは、「疲れるというイメージをしている」だけにすぎません。

 

あるいは、過去にやったことのある「運動」というものが、その子にとって激しすぎたものである可能性もあります。

 

ずっと家の中にいたお子さんにいきなり坂道ダッシュをさせたり、スポーツクラブに入れたりすると体が激しさに耐えられず、かえって食欲不振になるばかりかスポーツ嫌いになる可能性もあります。

 

運動とはそのような大げさなものではありません。

 

学校の休み時間に外で遊ぶ、家に帰ってきたあとわずかな時間公園で友達と遊ぶ、が子どもにとっては立派な運動なのです。

 

縄跳び、鬼ごっこなどの外遊びは、成長ホルモンのことを考えても子ども年代には最高の運動です。

 

方法B食事をきちんととる

 

タンパク質とビタミン、ミネラルをしっかり摂る

 

成長ホルモンの原料となるのはタンパク質です。

 

偏食でタンパク質が不足していたり、タンパク質を体の中で有用な形に再合成するためのビタミンやミネラルが不足していると、成長ホルモンは十分に分泌されません。

 

注意したいのが、菜食主義だったり偏食だったりするお子さんです。

 

菜食主義は、それ自体タンパク質が足りなくなるというものではありません。

 

豆製品などからタンパク質は十分摂れます。ですが、十分摂れるのは、きちんとタンパク質のことを考えて食卓が作られているかどうかにかかっています。

 

動物からタンパク質を摂るほうが、植物だけから摂るよりも摂取しやすいのは確かです。

 

菜食主義には、ビタミンやミネラルは摂りやすいというメリットもありますので、タンパク質の補給に気を配ってあげてください。

 

偏食のお子さんにも注意が必要です。

 

お子さんが好んで食べるものの中に、タンパク質やビタミン・ミネラルが十分含まれていれば問題はありません。

 

もし糖質(炭水化物)だけ、タンパク質だけに偏っているようでしたら、偏食を直す努力をするか、食べられる他のもので栄養を補うか、という工夫をしてあげてください。

 

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方法C成長ホルモンを減らさない

 

  • ストレスを溜めさせない
  • 糖質を与えすぎない
  • 肥満にさせない

 

最後に一番大事なことです。せっかく体の中で作られている成長ホルモンを減らさないことを心がけるということです。

 

成長ホルモンは、次のような要因で減ります。

 

ストレス

 

ストレスを感じると、ストレスから体と心を守るために成長ホルモンも働きます。

 

その結果、ストレスが多すぎると体の成長に使われる予定だった分の成長ホルモンが、成長ではなくストレス対策のほうに使われてしまいます。

 

それどころか、ストレスがたまりすぎると成長ホルモンの分泌量そのものが減ってしまうということも言われています。

 

ストレス解消に一番良い方法は、「規則正しい生活をし、体を動かす」ことです。

 

よくある間違いが、ストレスの原因を心の中に求めてしまう、ということ。

 

なんとなくお子さんがイライラしているとき、「学校で何かあったの?」「お友達とうまくいっていないの?」とヒントを与えてしまうと、お子さんの脳は勝手にその原因をストレスにします。

 

これはお子さんだけでなく、大人も同様です。

 

お子さんのストレスの遠因は、自分の体調によるところが大きいといわれています。

 

実際、睡眠を十分にとり、栄養が摂れていて適度に体を動かす習慣のあるお子さんはストレスを感じにくいということがわかっています。

 

「ストレスの原因は脳ではなく体」だと思って、お子さんがイライラやストレスを感じているようだったら、おいしいものを食べさせて早く寝かせてあげましょう。

 

糖質の摂りすぎ

 

糖質(炭水化物)を食べると、体の中で糖代謝が起きます。

 

成長ホルモンは糖代謝に関係し、肝臓からブドウ糖を血液中に放出させる働きがあります。

 

また、筋肉や脂肪組織が血液中からブドウ糖を取り込もうとするのを妨害してしまう働きもあります。

 

放出される糖の量が増え、組織に取り込まれる糖の量が減ると、血液が高血糖になります。

 

高血糖状態は体に良くないので、それを食い止めるために膵臓からインスリンが過剰分泌されます。

 

インスリンの過剰分泌が続くと膵臓が疲弊し、成人してから糖尿病となる素地を作ってしまうことにもなります。

 

糖質を摂りすぎることは、成長ホルモンを糖代謝に使ってしまうということです。

 

成長ホルモンは軟骨組織にアプローチしてこそ身長の伸びが期待できるというものです。

 

肥満

 

成長ホルモンは体脂肪の分解促進にも使われます。

 

体脂肪を貯め続けることは体に良くないので、分解するために体は成長ホルモンを使って肥満から体を守ります。

 

成長ホルモンは、健康的な体の保持に必要なホルモンだからこそ、いろいろな場面で活躍します。

 

ですが、他のところで活躍しすぎると純粋に成長のために使われる成長ホルモンが減ってしまうことが懸念されます。

 

ホルモンとは、様々な場面で言われる「とても必要なもの」なのですが、分泌されて使われる量はほんのわずかです。

 

ほんのわずかのホルモンを成長以外のことで使い切ってしまわないよう、気を付けてあげましょう。

 

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