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SGA性低身長症とは?診断基準や治療費

  

SGA性低身長とは

 

SGA性低身長症とはどんな特徴がある低身長症なのか、診断基準や治療費についてまとめました。

 

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SGA性低身長症の特徴

 

SGA性低身長症の特徴は次のようなことが挙げられます。

 

生まれた時、すでに低身長だった

 

お腹の中にいるときから小柄で、生まれた時に出生時の身長・体重が標準と比べて小さい場合をSGAと呼びます。

 

臨月を過ぎていたとか早産だったということは関係ありません。

 

赤ちゃんがお腹の中で過ごした週数の平均値に満たない場合がSGAです。ですが、この段階で心配することはありません。

 

3歳までに約9割は標準に追いつきます。3歳までに身長が成長曲線の-2SD以下だった場合、SGA性低身長症が疑われます。

 

思春期が来るのが早い

 

一般的には思春期は小学校高学年〜中学校にかけて始まるといわれますが、SGA性低身長症は小学校中学年あたりから思春期が始まることが多いのが特徴です。

 

思春期(第二次性徴期)が始まってからの身長の伸びはみな同じくらいと言われています。

 

130pで思春期が始まってしまった場合、成人身長は150p前後になることが予想されます。

 

思春期が来るまでも身長は毎年伸び続けますので、思春期が遅く、来た時に160pくらいだった子の成人身長は180p前後になることが予想されます。

 

思春期が早く来ることで大人になったときの身長がかなり低くなってしまうことが考えられています。

 

 

SGA性低身長症の治療

 

SGA性低身長症には成長ホルモンの治療が行われます。成長ホルモン治療は高額で、しかも思春期が終わるまでの長い間続けなければいけません。

 

以前は毎週2〜3回の通院が義務付けられていましたが、現在は家で本人または保護者による自己注射が認められています。

 

注射は毎日、夜寝る前に行います。痛みの少ない細い針を使用します。

 

注射に抵抗のある小さなお子さん用には、針が見えない注射器もあります。肌に押し当てると針が飛び出して注射をするタイプの注射器です。

 

成長ホルモンを投与すると、個人差はありますが最初の1年で身長がぐっと伸びるようです。

 

そのあとの伸びは初年度に比べると穏やかになりますが、思春期が終了して骨端線が閉じるまでの間伸び続けることが多いようです。

 

SGA性低身長症と診断された場合、治療費は健康保険の対象となります。

 

3割負担ですが、かなり治療費は高額になりますので、助成制度が各自治体に設けられているところが多いようです。

 

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SGA性低身長症の治療費

 

「成長ホルモンは高額」と言われますが、どのくらい高額なのでしょう?

 

成長ホルモン注射のお値段は、体重によって変わります。体重によって注射するホルモンの量が変わってくるためです。

 

目安としては1週間に体重1キロ当たり0.175rが必要です。体重30キロのお子さんだと、1週間に5.25mgが必要になります。

 

ただし、骨端線の状況などに応じて個人差が発生する場合があります。

 

成長ホルモンは1r約1万円になりますので、体重30キロのお子さんの場合はざっと1週間5万円、1ヶ月で約20万円、1年は52週間なので約260万円が必要になります(これらのお値段は満額負担の場合で、実際はこれの3割負担となりますので年間78万円ほどになります)。

 

成長ホルモン治療は始めた時期から思春期が終了するまで数年にわたって行われるのが普通です。これに加えて、検査・診察などの医療費が加算されます。

 

高額医療になってしまうので、助成制度があります。SGA性低身長症の場合は

 

  • 公的医療保険(3割負担)
  • 高額療養費制度
  • 付加給付制度
  • 地方自治体による医療費助成制度

 

が適応されます。

 

高額療養費制度は所得によって違い、地方自治体による医療費助成制度は自治体によって差があります。

 

詳しくはお近くの保健所や病院のソーシャルワーカーにお尋ねください。

 

なお、SGA性低身長症だった場合、成長ホルモン治療に利用できる医療費助成制度のうち、小児慢性特定疾患治療研究事業による医療費助成制度は使えません。

 

低身長を親が見極めることは大変難しいので、出生時にSGAと診断されていて、3歳を過ぎた段階で身長が-2SDに届いていない場合は受診してみることをおすすめします。

 

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